高齢出産と妊娠高血圧症候群の関係性

今回は妊娠高血圧症候群についてお伝えします。
私の周りの妊婦さん、知人も妊娠後期から高血圧を指摘され、内服や安静治療を行っている方も多く、体質や家族歴もありますが高齢妊娠や、前回の妊娠から5年以上間隔が開いた方などもリスクとして高いと言われています。
原因としてはわからない部分も多いですが
・妊娠20週までの胎盤形成に不全が起こっている可能性が高い
・元々の高血圧のリスク因子が妊娠によってホルモンの影響などで出現した
・緊張やストレス
などがあげられています。
現在アスピリン(血液をさらさらにする薬など)での予防も効果がでてきています。

妊娠高血圧症候群では、『高血圧』の症状が主体となっていますが、自覚症状がないことが多く、重症化していることも多いですし、合併症は特に注意が必要になってきます。
妊婦さんは、気をつけることは必ず妊婦健診を受けること
無理をした生活をしない
食生活、塩分を気にした食事、偏った栄養になっていないかを確認する
頭痛、むくみ、気分深いなどの高血圧に準じた症状の出現がないか注意しておく
などがあります。

場合によっては、母子の健康のため入院治療、内服治療、早めに出産になることもあります。
また産後も高血圧が続いたり、将来高血圧などの生活習慣病になりやすいともいわれていますので、産後の安静、血圧の管理なども特に大切です。
まわりのサポート体制をしっかりしておいたり、任せられることは任す、委ねる
手放すという心持ちもママには大切です。
リスクなど怖いこともお伝えしていきましたが、産科医の先生、助産師さんとも相談しながらできることを一つずつ行って、安全なマタニティライフを送ってくださいね。