その症状『鉄分不足』かも?
産後うつ予防のために産前からの産前産後ケアを大切に、多職種連携チームで活動している一般社団法人全国産前産後バースケアラー協会です。
産前産後ケアや女性のサポートをしていると
『だるさがとれない』『めまいがする』『落ち込んだり怒ったり気分のムラがすごい』こういったお声をよく聞きます。
女性のライフスタイルに『貧血』や『鉄不足』は切っても切れない関係があります。では、貧血や鉄不足について説明していきます。
『貧血』とは?
「貧血」とは血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態です。ヘモグロビンは血流によって酸素をカラダのすみずみまで運ぶ働きをしています。
そのためヘモグロビン量が低下すると十分に酸素が行き渡らず、様々な不調な症状が現れることがあります。


貧血は鉄をとればいい?
貧血は赤血球のもとである「鉄不足」によるものというイメージが強いですが原因はそれだけではありません。
赤血球・ヘモグロビンが体内で作れない
●栄養素の不足
⾚血球・ヘモグロビンを作るのに必要な栄養素(鉄、亜鉛、葉酸、ビタミンB12)が不足する。
●骨髄の病気
骨髄で赤血球が正常に作られなくなる。
●腎臓の病気
骨髄に血液を作らせるサインである「造⾎ホルモン」が腎臓で正常に作られなくなる。
赤血球・ヘモグロビンがなくなってしまう
●大量の出血、出血の持続
頻発月経、過多月経などの月経異常や、胃・十二指腸潰瘍やがんなどによる出血により、赤血球・ヘモグロビンが不足する。
●赤血球の破壊(溶血性貧血)
細菌感染、免疫の異常、激しい運動などで赤血球が破壊される。
などがあり、ただ貧血というだけでも原因は様々にあります。
女性は『貧血になりやすい』

女性はライフステージのシーンによって『貧血』を起こしやすくなります。それぞれのステージによって
起こしやすい病態なども知っておき、産婦人科への定期受診も大切です。
特に産前産後は出血妊娠・出産・授乳により多くの血液を必要としていますが、補給するタイミングが難しかったり、睡眠不足により赤血球を作ったり、代謝する回路が働きにくかったりして貧血状態がおきやすいです。
産後の貧血は、産後うつ、腱鞘炎、不眠などにもなりやすいとの報告もあり注意が必要です。
効果的な鉄の取り方や取り方の工夫もしていきましょう。
まずは食べるものから
貧血を予防するためには、病態がないか確認はもちろん、食事から見直すことが大切です。
赤血球・ヘモグロビンを作る
鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12などの栄養素をバランスよく食事からとっていきましょう。
鉄・・肉類・レバー(豚・鶏)、卵黄、煮干し、あさり、しじみ、⼩松菜、ホウレン草、きな粉、湯葉、ごま、切り干し大根、きくらげ、ひじき、のり、 ココア、小麦胚芽 など
亜鉛・・牡蠣(かき)、するめ、牛肉、豚レバー、ナチュラルチーズ、
小麦胚芽、かつお節 など
葉酸・・のり、海藻類、レバー(豚・鶏・牛)、大豆類、ドライマンゴー など
ビタミンB12・・白鮭、しじみ、煮干し、あさり、レバー(鶏・牛)など
今後、貧血予防の栄養の講座なども行っていきますのでご参加くださいね。
まずは自分がどの栄養素が足りていないかなど自覚症状でチェックできるWELL BE CHECKを行ってみてご自身の今の状態を確認してみてくださいね。
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